Secret Prince[短篇]

俯く私。
上を向くと涙が出そうだったから、なるべく下を向く。






そんな私に掛けられた言葉。






「梨華、俺が送ってやるよ」


「え?」









お願いとも言ってないのに手から奪われる鞄。










「…今日は健に任せるか。」







なんて奈緒も言ってる。




いやいや、任せないで下さい!















「梨華、行くぞ。」


「う、うん、」











結局、断れない私。

健の隣を歩く。






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