Secret Prince[短篇]





そして離れていた距離が再度埋まった。








「…一生大事にするから。」









周りにはたくさんの人。
でも今はそんなこと考えられない。










嬉しくて涙が出る。











暖かいぬくもりが、今私の目の前にある。








ねぇ、私、信じてもいい?
一生って言葉、信じてもいい?











ぎゅっと裕二さんの背中に手を回す。















「…離したくねぇ」



「きゃっ」













ふわっと体が宙に浮く。





こ、これって…











「黙って」







思った以上に裕二さんの顔が近くて視線が泳ぐ。
< 96 / 147 >

この作品をシェア

pagetop