Secret Prince[短篇]
そして離れていた距離が再度埋まった。
「…一生大事にするから。」
周りにはたくさんの人。
でも今はそんなこと考えられない。
嬉しくて涙が出る。
暖かいぬくもりが、今私の目の前にある。
ねぇ、私、信じてもいい?
一生って言葉、信じてもいい?
ぎゅっと裕二さんの背中に手を回す。
「…離したくねぇ」
「きゃっ」
ふわっと体が宙に浮く。
こ、これって…
「黙って」
思った以上に裕二さんの顔が近くて視線が泳ぐ。