続・俺様王子の初恋
離れれば離れるほど、
そしてその期間が長いほど、
私が先輩をどれだけ好きか
嫌ってほどに分かった。
離れていても、頭は先輩でいっぱい。
寝ても覚めても、それは変わらなくて。
───────────・・・だから、
「 遠距離恋愛だって乗り越えられるし、
泰雅のご両親にどれだけ反対されても
私は二人に何度でも会いに来るよ?
何を言われても、気持ちは変わらない。
・・・・・・だから、私が逃げようとしたら
離さないで、ずっと捕まえててね・・・? 」
私には、この人しかいないんです。
幼稚でもいい。格好悪くてもいい。
分かってもらえなくても、それでも
負けないくらいに好きだから。