続・俺様王子の初恋
「 あたしに話してくれた子は
笑っていたけど、あたしは
笑いながら話せるような
内容だとは思わないの 」
「 じゃあ話さなくていいだろ 」
ドアノブをゆっくり回し、
部屋を出ようとドアを開けた。
─────────ダンッ
「 あたしでも、言い辛い話を
本人にさせるの? 」
忘れていたペットボトルが
壁に当たって床に落ちた。
投げた本人は息を上げて
キツく俺を睨んでいた。
「 ・・・・・鬼ね 」
そう言って俺から顔を逸らした。