強引な次期社長の熱烈プロポーズ
「私を、見て―――」
美雪には自信があった。
それは何にしてもいつも努力しているから。
一度、何かのきっかけで自分に触れさせ、目を向けさせることが出来るのなら必ず――――。
その自信から、美雪は大胆にも柳瀬をベッドに押し倒した。
「彼女、今夜はあの彼と一緒にいたみたいですよ」
―――知ってる。
気付いていた。あの時に電話を鳴らして出なかった時に。
そんなこと、この俺が気付かない訳ないだろう。
「だけど、彼女。最後まであなたとの関係を言わずにいたみたい」
「なんでそんなことまで・・・」
「彼、坂谷くんの名刺も貰ってましたから」
美雪は昨日の作戦が中途半端に終わってしまったのに焦りを見せたのか、今日名刺から坂谷に直接連絡を取っていたのだ。
「彼の…坂谷君の想いにも未練があるから、はっきり言わなかったんじゃないんですか」
相変わらず自信たっぷりに、そして妖艶の笑みでゆっくりと柳瀬に顔を近づけて行く。
美雪には自信があった。
それは何にしてもいつも努力しているから。
一度、何かのきっかけで自分に触れさせ、目を向けさせることが出来るのなら必ず――――。
その自信から、美雪は大胆にも柳瀬をベッドに押し倒した。
「彼女、今夜はあの彼と一緒にいたみたいですよ」
―――知ってる。
気付いていた。あの時に電話を鳴らして出なかった時に。
そんなこと、この俺が気付かない訳ないだろう。
「だけど、彼女。最後まであなたとの関係を言わずにいたみたい」
「なんでそんなことまで・・・」
「彼、坂谷くんの名刺も貰ってましたから」
美雪は昨日の作戦が中途半端に終わってしまったのに焦りを見せたのか、今日名刺から坂谷に直接連絡を取っていたのだ。
「彼の…坂谷君の想いにも未練があるから、はっきり言わなかったんじゃないんですか」
相変わらず自信たっぷりに、そして妖艶の笑みでゆっくりと柳瀬に顔を近づけて行く。