短い人生にヒカリをくれたキミ




美玲が病院についてくることになり、放課後。




「ここが叶のお母さんが働いてる病院かぁ!おっきーね?」

美玲がそう言うとお母さんが病院から小走りで出てきた。




「叶!やっと来たわ~。早くこっちいらっしゃい!」


「あ、うん」


なんかみょーにお母さん張り切ってない?
気のせいか?



あたしたちはお母さんの後ろに続いて病院の中へ入った。



「お母さん?どこ行くの……?」



「……………」



あれ?



「ねー?お母さ………」




「入って!」



「は?」



「いーから!」



ここ…………昨日、隼人がいた病室。
もしかして隼人になんかあった………?




ゴクン………


「叶、早く開けてよ。用済ませてケーキでも食べにいこー」


「そ、そだね」



ガラガラ…………











「「「ハッピーバースデー」」」










.

< 70 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop