短い人生にヒカリをくれたキミ
美玲が病院についてくることになり、放課後。
「ここが叶のお母さんが働いてる病院かぁ!おっきーね?」
美玲がそう言うとお母さんが病院から小走りで出てきた。
「叶!やっと来たわ~。早くこっちいらっしゃい!」
「あ、うん」
なんかみょーにお母さん張り切ってない?
気のせいか?
あたしたちはお母さんの後ろに続いて病院の中へ入った。
「お母さん?どこ行くの……?」
「……………」
あれ?
「ねー?お母さ………」
「入って!」
「は?」
「いーから!」
ここ…………昨日、隼人がいた病室。
もしかして隼人になんかあった………?
ゴクン………
「叶、早く開けてよ。用済ませてケーキでも食べにいこー」
「そ、そだね」
ガラガラ…………
「「「ハッピーバースデー」」」
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