椿姫-ツバキヒメ-


ドンッッ



なんと、予想通りの結果だった。


中年太りのおっさんは
そのまま壁に激突した。



「相変わらず濃姫冷たいっ!!お父さんになって態度を取るんだ!でも…、そんな濃姫も好きだああ。」



…寒気がした。



「濃姫様ぁ、行きましょうか?」



少女も、完全におっさんを無視し
ニッコリと微笑んだ。



「い、行こう!」


「濃姫ぇえええぇ!」



おっさんの悲痛な叫び声?が
背後から聞こえた。


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