契約の婚約者

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気づけば時刻は夕方の5時。


結局もう一度沙希を抱いてしまった。


いつもなら悪態をつく沙希は、珍しく何も言わなかった。


ただ、片桐に組み伏せられ、なされるがままに喘いでいた。


そして意識を手放すまで激しく攻め立ててしまった。


「学習能力がないのか、俺は……」


腕の中ですやすやと眠る沙希。


その安心しきった寝顔はあどけなく、そして美しい。


髪を梳きながらその唇にキスを落とす。


眠り姫のように目を覚まさないところが沙希らしい。


その瞼を開ければ、「疲れた、お腹がすいた」とまた噛みついてくるにちがいないが、そんな彼女も愛おしくてたまらない。





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