契約の婚約者
「はぁ……ひどいですね。奈央、連れて帰ります」


修一は苦笑しながら、奈央を抱きかかえた。


「黒沢、タクシーか?」


「あっ、はい」


「タクシーまで手を貸そう」


「すみません。沙希、悪かったな?」


「別にいいよ。奈央の荷物けっこうあるから、下まで運ぶよ」


「いや……お前その格好は……」


「何よ?」


「キャミソールにノーブラはないだろ?」


修一の視線が沙希の胸に落ちる。



< 88 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop