光輝


「り、鈴檎だってよ!!よかったなぁ?あははは」


さっきから、笑いっぱなしの土方に殺意が芽生えた


勝太まで、「鈴檎はいいな」とか言うしまつだ

私は、むっと頬を膨らまし土方を睨み付けた


「おうおう、ガキに睨まれても怖かねぇよ」


このまま土方を呪い殺せそうなくらいだ

だが、やっぱり無理だからやめた


そして、諦めて勝太の近くにいった


「勝太、惣次郎って奴なにもんだ?」


すると、勝太は私の頭を撫でてくれた


「あのこは、今日から、試衛館でくらすそうだよ。剣術の天才的な才能があるって、周助さんも言っていた」

そして、勝太は「友達が増えてよかったなぁ」といって笑っていた


ちっともよくない

確かに友達はほしいが、あんなのはいやだ

なにが鈴檎だ

私は鈴だ



そんな事をぶつぶついっていると、二人はまた素振りを始めてしまった


ちっ、つまんないの


私は、勝太の部屋でおとなしくしている事にした

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