光輝


翌日、私はいつものように道場で目覚めた


「勝太でも探しにいくか」



私は勝太の部屋にいくため、廊下を歩いていた



すると、試衛館の門下生と人と、惣次郎が前から歩いてきた

すると、惣次郎はこっちを見るなり、「ふっ」とバカにしたように笑いやがった


私も負けじと、思いっきり睨み付けた


もう少しで惣次郎とすれ違う


惣次郎は、このまま真っ直ぐ進むと、私と惣次郎のとなりの門下生がぶつかってしまうと思ったのか、小さな声で「お前が避けろ」といった


なにが避けろだ


私は「やーだねっ」と思いっきりアッカンベーをした


そして


スーー


門下生を見事にすり抜けた


私が、見たかと後ろを振り向くと、惣次郎は物凄く間抜けな顔をしてこっちを見ていた


ふっバカめ

私が勝ち誇ったような顔をしていると、惣次郎が満面の笑みでこちらにきた


「鈴檎って、ほんとに亡霊だったんだ」

「勿論よ」



すると、惣次郎は新しい玩具を見つけたかのように目を輝かせた

「これからよろしくね」


そう言うと、さっさと道場へ行ってしまった


なんだあいつは

取り合えず、勝太の部屋に行こう…としたがやめた


そう言えば、勝太はきのう「明日は朝から惣次郎と稽古だ」って騒いでたっけ


ちっ


心のなかで舌打ちして、私は道場にむかった


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