光輝
「えい!!」
「やあ!!」
道場からは威勢の良い声が聞こえてきた
中に入ると、勝太が前にたち、惣次郎と門下生がみんなで素振りをしていた
私は、惣次郎にだけきおつけて、道場の真ん中を堂々と通って勝太の隣にいった
勿論、誰ともぶつからずにたどり着く事ができた
勝太の隣で素振りを始めると、惣次郎が必死で笑いをこらえているのがわかった
かわいそうなことに、素振りが終わるまでずっと惣次郎は笑いをこらえていた
やっと素振りが終わり、試合形式の稽古がはじまった
私は、いつものように勝太の隣に座って皆を見物していた
と言うか、惣次郎を見物していた
惣次郎は、道場で一番年下にも関わらず、次々と相手をたおしていった
これには勝太も驚いていた
惣次郎は、とても強かった
それはもう、化け物みたいに
化け物と亡霊か
「似た者同士じゃん」
しょうがない、仲良くしてやるか
なぜかうえから目線だが、私はその日を境に惣次郎と仲良く遊ぶようになった