Bitter Chocolate
ギャハッハッ
アハハハハハ
ついたのは、つい最近までは、毎週のように来ていた場所。
相変わらず、下品な笑い声は、止まる事を知らない。
背中からは、鋭い目線を感じる。
そりゃぁ、そうだろう。
目立ってあたりまえだ……。
だって今の私は、制服を身にまとっているのだから。
周りの下品な奴らは、私を物珍しそうに、見ている。
「ねぇ君、これから暇?よかったら相手してよ!」
「泊めさせてくれるなら……いいよ」
「いいよ。じゃあ行こ!」
簡単にオッケーがもらえてよかった……。
私は彼に手をひかれながら歩きはじめた。