リサイクルかあちゃん
おかあちゃんが最後の日まで心配なく心地よく過ごせるようにしなければと心に誓う。
おかあちゃんは、しばらく入院する事になり鼻からくだを通して胃にたまった異物を排出して、食事が出来るようになる手術をした。手術も無事終わり
その後、おかあちゃんは食事が出来るようになり、少し体力も回復したので退院する事になったが、また不安な在宅介護が始まった。
葉月は友達から聞いた癌に効果的な、野菜のゲルソンジュースをジューサーで毎朝作っておかあちゃんい飲ませたり、癌に効くという健康食品を調べて少しづつ食事に取りいれるようにした。また、一人でおかあちゃんの故郷の岡山までお墓参りに行きご先祖様におかあちゃんを助けて下さいと何度も祈りました。

おかあちゃんには、癌の事は内緒にしながら一生懸命介護する葉月。
そんな一人で頑張っている、葉月の姿を見ていて心苦しく思った、
訪問介護の人達が、葉月に一通の励ましの手紙を送る
それを読んだ葉月の目に一筋の涙が零れ落ちる・・・
手紙には、「おかあさんに癌と言う事を直向きに隠して、一人で介護をされているお嬢さんの気持ちを考えると、とても辛くて筆を取りました。気が休まる暇もないと思いますが、私達でよければいつでもご相談に乗りますのでお電話かメールを下さいね」と言う内容でした。
< 7 / 12 >

この作品をシェア

pagetop