Sweet secret
ざっと説明すると資料を整理しないといけないが、大量に有るため、手伝って欲しいと言うことだった。

他にも頼もうと思ったが、残ってた生徒があたししかいなかったらしい。

なんという不運なんだろ。もっと早く帰っとくべきだった。

先生と二人きりってどんだけ気まずいのよ。

嫌だな~。

でも、捕まっちゃったし…。逃げられないよね?

なんて考えてるうちに、理科準備室に着いちゃった。

「…斉藤?入らないのか?」

「いえ。…入ります。」

断れないし…。

「これを俺がまとめるから、斉藤は綴じてくれないか?」

「わかりました。」

なんとか会話しないと。

「先生!…先生って彼女さんとか居るんですか?」

悩んだ末に出てきた質問。

だって、先生との共通の話題ってないんだもん。
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