「金剛戦士Ⅰ」黎明の夢
しかし、他に有効な攻撃手段も考え付かず、あえて敢行した。
吉里は、生命体が近づくのを祈りながら待つ・・・
地球への帰還途上であった勇太は、まもなく地球上空に到達しようとしていた。
地球の状況を無線傍受していると、どうやら生命体に対して苦戦している様子が伺える。
損害が大きく、相当に苦境に陥っているのではないかと思われた。
勇太は自らも攻撃に参加できないかと考えていたが、勇太の乗る調査船には、武器になるようなものは一切無く、攻撃する手段が無い。
攻撃する手段が無いならないで、囮でもよいから何か戦いに参加する方法はないものかと考えながら、生命体の居るであろう上空へ向かって宇宙船を進めていくのであった。
直のサンフランシスコで住んでいた頃の友人で、今はニューヨークの観光船で一等航海士として働いているアンジェロは、昨夜、観光船の操船を終えてからは、夜中から明け方にかけて小惑星群を攻撃破壊するというので、外出禁止の時間前ではあったが、船から降りずに、船中で泊まった。
いつもは船中で泊まることなどは、ほとんどなく、おまけに小惑星群破壊の事柄が気に掛かり、なかなか寝付けずにいた。
夜明け前頃になって、ようやく船室で、うとうとと、まどろんでいると、雷の轟くような音がして目が覚め、何の音だろうと船窓から外を眺めると、遠くで何かが光りながら落ちてゆくのが見えた。
それはニューヨーク沖に撃墜された生命体の最後だった。
吉里は、生命体が近づくのを祈りながら待つ・・・
地球への帰還途上であった勇太は、まもなく地球上空に到達しようとしていた。
地球の状況を無線傍受していると、どうやら生命体に対して苦戦している様子が伺える。
損害が大きく、相当に苦境に陥っているのではないかと思われた。
勇太は自らも攻撃に参加できないかと考えていたが、勇太の乗る調査船には、武器になるようなものは一切無く、攻撃する手段が無い。
攻撃する手段が無いならないで、囮でもよいから何か戦いに参加する方法はないものかと考えながら、生命体の居るであろう上空へ向かって宇宙船を進めていくのであった。
直のサンフランシスコで住んでいた頃の友人で、今はニューヨークの観光船で一等航海士として働いているアンジェロは、昨夜、観光船の操船を終えてからは、夜中から明け方にかけて小惑星群を攻撃破壊するというので、外出禁止の時間前ではあったが、船から降りずに、船中で泊まった。
いつもは船中で泊まることなどは、ほとんどなく、おまけに小惑星群破壊の事柄が気に掛かり、なかなか寝付けずにいた。
夜明け前頃になって、ようやく船室で、うとうとと、まどろんでいると、雷の轟くような音がして目が覚め、何の音だろうと船窓から外を眺めると、遠くで何かが光りながら落ちてゆくのが見えた。
それはニューヨーク沖に撃墜された生命体の最後だった。