佳き日に
閏は迷うことなく路地裏へ通じる細い道に入る。
「俺らは灰神楽だったよな?あいつ、狙撃手の方?」
「そうらしいですね。」
「閏、居場所分かってる?」
「分かります。あと一分もしない所にあるビルの上の方の階にいるらしいですよ。」
「なんで分かるんだし。」
「ホームレスの人たちが教えてくれました。」
「ホームレス?」
ホームレスと閏の繋がりが分からず琴は閏を見る。
「お金を払えば様々なことをしてくれるんです。ほら、梔子の車に突っ込んだときも上からバナナチップスばら撒いて一般人の目を逸らしたのも僕がお願いしたんです。」
「へー。」
「その人たちの報告で、ある程度の場所は分かってます。」