佳き日に
「具体的にはどうやって僕たちを殺すつもりですかね。」
「一番妥当なのは、強い奴らに殺しを依頼するんじゃないの?」
「雪、閏、琴あたりですかね。」
「あと、赤い女の後継人。」
玄米茶をズズッと啜る菘を桔梗は見る。
同時に、眉毛を下げて頼りなさそうに笑う琥珀の顔が浮かんだ。
「菘さん、残念ながら僕たちは今琥珀さんに手を出せないんです。」
「使えないなぁ。」
菘は溜息をついて桔梗と鉛丹を見る。
言い返すと思ったが、鉛丹は黙ったままで、そういえば先程から話にまざってきていないな、と気づいた。
「でも、定期的に接触できるので情報を集めておきますね。」
玄米茶は少し冷めてしまい、もう湯気は出ていなかった。