佳き日に





「雪先輩や琴、僕たちに何か関係のあることですか?」

「へ!?」

目を点にして動揺する琥珀。
分かりやすくていい。


「僕たちに関係があることであれば何が何でも話してもらいますよ。」

ニコリと笑ってそう言えば琥珀は半泣き状態で後ろへ下がる。
あわあわと口を動かしても、それが音になることはない。
少し可哀想だな、と閏は思う。

手加減してやる気はないが。
自分たちのことで隠し事をされたとなれば閏も引き下がれない。
何か重要なことを隠されてはたまったものではないからだ。

じりっと閏は足を動かす。

追いつめられた琥珀は口では笑い目は泣きそうだった。
なかなか面白い表情だ。


「何にも隠してないってば!」

「嘘でしょう。」

もうあと10cmもないぐらいまで詰め寄ったとき、キィッと扉が開いた。




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