佳き日に





気付かないうちに、この奇妙な同居生活に順応している自分。
当たり前のように日々笑っている自分。

だが、そんな日々ももうすぐ終わる。
閏は赤い女を見つけたらすぐ海外に逃げるつもりだし、琥珀も元の生活に戻る。
閏たちと過ごした日々のことは忘れて。

いや、忘れるわけではなく、雪が一時的に預かるようなものだが。
それでも、一緒に過ごせる日々はもうほんの僅かだ。


少しでも負荷をかければすぐ壊れてしまうような今の生活。

だからこそ、短く儚いこの日々をよく見ておこうと思った。





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