佳き日に
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琴はてっきり柳琥珀は御学高校内にいるものだと思ったが違ったようだ。
たまたま、御学高校の近くのファミレスから柳琥珀が出てくるのを見つけたのだ。
今日はツイてんなー、と思った。
だが、目の前の光景に違和感を覚える。
「あれは、桔梗と鉛丹?」
なんであいつらが柳琥珀といんだし。
少し距離を置きつつ、顔を見られないようにフードを目深にかぶり様子を窺う。
鉛丹と桔梗が柳琥珀に接触しようとしたきっかけなど一つしか考えられない。
この間駅前に赤い女が出たことだ。
その赤い女の正体は、柳琥珀だった。
あの出来事は雪が仕組んだものだが、鉛丹と桔梗の行動の速さに少し驚く。
どうしようか琴はしばし考えた後、それよりも報告が先だ、と思い急いで雪に電話をかけた。