男子校のお姫様
「うわぉ。超LUCKYぢゃん」
「めっちゃかわいい」
「ねぇ君1人なの?」
えっと・・・そんな一気に言われても返答できません・・・。
「友達と来ましたけど・・・?」
もしかしてあたし迷子だと思われてない!?
「その友達どこにいんの~?」
「あっちです」
あたしは皆の方を指差した。
「どれ~?わかんないな~。ってことで、俺等と遊ぼう」
「無理です。すいません」
あたしがそういうと、1人があたしの腕をつかんだ。
「まぁまぁそう言わずにね?」
そのまま無理やり引っ張ろうとする男の子に恐怖心を抱いた。
自然と体が震えだす。
あたしの瞳には涙がたまってきていた。