君ノ隣。





―キーンコーンカーンコーン。


終業のチャイムが響く。



「友菜ー、帰るぞー」


涼があたしを呼び止める。



先生の長い話しも終わり、

あっという間に入学式は終わっていた。


担任は、福田 薫(フクダ カオル)先生で
穏やかで優しい先生だった。

本当、怖い先生じゃなくてよかったよ…



「うん!!」


これからどんな日々が続くのかな…


どーか、いい年でありますよーに!

そう心に思い、教室を出た。




帰り道はみんなバラバラだった。

だからあたし達の道には高校生というか人すらいない。



「なぁ、友菜は生活…上手くいってる?」


「え…、もう!!美華と一緒の質問しないでよ!!」


笑いながら涼の鞄を叩いた。


「マジで、アイツも心配性だなー」


「涼もね!」


家……か…


「あたしは大丈夫だよ。
ちゃんと上手くやってるよ。」



余計なことを言って、

涼には心配かけられない。



「本当に?」


「………うん。」


「そっか…」















「涼は…どうなの?」





< 9 / 10 >

この作品をシェア

pagetop