君ノ隣。
―キーンコーンカーンコーン。
終業のチャイムが響く。
「友菜ー、帰るぞー」
涼があたしを呼び止める。
先生の長い話しも終わり、
あっという間に入学式は終わっていた。
担任は、福田 薫(フクダ カオル)先生で
穏やかで優しい先生だった。
本当、怖い先生じゃなくてよかったよ…
「うん!!」
これからどんな日々が続くのかな…
どーか、いい年でありますよーに!
そう心に思い、教室を出た。
帰り道はみんなバラバラだった。
だからあたし達の道には高校生というか人すらいない。
「なぁ、友菜は生活…上手くいってる?」
「え…、もう!!美華と一緒の質問しないでよ!!」
笑いながら涼の鞄を叩いた。
「マジで、アイツも心配性だなー」
「涼もね!」
家……か…
「あたしは大丈夫だよ。
ちゃんと上手くやってるよ。」
余計なことを言って、
涼には心配かけられない。
「本当に?」
「………うん。」
「そっか…」
「涼は…どうなの?」