海☆恋
気付いていなかったのは、私だけだった…………。
ううん…………気付かないふりをしていただけなのかも知れない。
私は、生きても良いんだって思えたんだ…………。
でも、今更気づいても遅いことも分かっていた。
手術の成功率がかなり下がっていたんだ。
それに今から心臓移植が出来る人を探すことにも時間がかかる。
だったら、自分の寿命が無くなるまで楽しく過ごしたい…………。
「立花?」
「あのね?二人とも!私自分の寿命が尽きるまで好きな事するわ!
恋も生活も自由にする!」
私は、はっきり言った。
二人を見ると目を見開いて固まっていた。
確かに私は、今までこんな事をはっきり言うことなど無かった。
でも、言ってしまった後に恥ずかしくなった。
私………突然こんな事言っても良かったのかなぁ~?
何だか駄目な事言ってしまった?
「瞳?未来?」
私は、恐る恐る二人を見渡した。
「あっ!ごめん!立花がそう言ってくれるとは思わなかったの……………
でも、やっぱり手術は、受けないのね…………?」
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