お願いここで
部活と私
さっきのことで授業の内容が1つも入って
こなかった。
「佳穂、元気だしなって。ね?」
いやいや私をこんな風にさせたのは未来なんだ
けど・・・。なんて言えるわけがなくかわりに
フゥっとため息をついた。
「さっきの高山くんでよかったのに。もったい
ない!高山くん結構モテるのにぃ」「だって好き
じゃないもん」「はぁぁ」そんな大きなため息
つかなくてもいいのに。「あっ!彼氏いた!」
「えっ?!」いいこと思いついた(^з^)-☆
「ふふっ。私今日から陸上に恋する」ムニ
「ふぇ?にゃにしゅりゅにょ」いきなり頬を
つままれて戸惑いながら必死に手をどけよう
とした
「なんで陸上なのょ」あきれたようにそう言って
手を離してくれた。「だってぇ。」陸上好きだもん
とつけ加えると「まぁ。佳穂はかわいいから
焦る必要なんてないけど?」「また、そう言って
いじめるぅ」未来は綺麗でスタイルがよくて
幼児体型の私なんかよりずいぶんとかわいいと
思う。

キーンコーン
と部活の時間を知らせるチャイムが鳴った。
「ほら、クヨクヨしてないで部活行くよ!今日は
ブロック別と200m走を5本だよ」えっ?!本当?
やったぁ!最高のメニューじゃん!
「未来!早く行くよっ!」一気にテンションが
上がった私はダッシュで部室に向かった。

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