暗黒と癒し姫




抱きしめずにはいられなかった。


「……奏!?」


「珱姫様、離れてしまったら次に逢うのは何年後になるかわかりません。」


「はい。」


「だけど、俺はいつでも姫の味方だから。いつも側にいられなくてもっ……ずっと、ずっと!!」


「………か、なで。」


「俺にとって姫はかけがえのない主で、命に代えても守りたい人だから。」


10歳の俺らには早すぎて、大きすぎる恋心。


常に傍で守ることができなくても、あなたの心の支えでいられるのならそれでいい。


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