冷姫Ⅰ

「お前には無理だ。他のチームの中には武器を使ってくるやつもいる。女のお前がどうこうできるもんじゃねぇ」




はぁ。わかんな人たちだな。



「あんた達の中で一番強いのはだれ?」



そんなこと聞かなくてもわかるけどね。



「俺だ」



あれ?なんで永遠がでてくるんだ?もしかして、隠してるのか。ふぅん。まぁいいか。




「あっそ。じゃぁ、私があんたを倒したら文句ないわね?」



みんなが驚いて目を開いていいる。そりゃそうだろう。総長に女が喧嘩うってんだから。



「俺は女を殴る趣味はねぇ」




「じゃぁ、こっちから殴るわよ?」




「無理だ。そん「バコッ」



はい。殴りました。でも、一割も力だしてないよ?



「てめぇ。覚悟できてんだろうな」



お。本気になったか?



永遠が出すこぶしは遅すぎた。



かわしてみぞおちに一発いれる。これで今日は息がくるしいはず。




「あんた弱すぎ。そんであんたが一番強いんだったらこのチーム終わってるわ」



そう言い残し屋上を後にする。




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