恋のつぼみ
「ち、千秋さんっ!」
昨日ぶりの声
背中に突き刺さる学校のみんなの視線
それもそのはず、中学生がいるのは高校では目立つ
でも、なんで、
「・・・・・・友紀くん。」
振り返ると、肩で息をする友紀くんがいた
学ラン姿で、頬は少し赤い
「千秋さん、俺・・・。」
ついに、あたし振られるんだ
それも高校の前、みんなのいる前で
恥ずかしいなー
こんなことなら、返事なんていらないのに
「友紀くん、無理して返事とかいいから。
あたし、わかってるし。
振られるなら、こんな場所はちょっと・・・」
やばい、涙出ちゃいそう
友紀くん、やっぱりあなたが好きだよ
「千秋さん!
千秋さんは何も分かってない!
俺が何故ここに来たと思ってるんですか!」
真面目な君が真っ赤な顔して怒るのが不思議
ってか、何であたし怒られてる?
「振られるんじゃないの?」
そう、いつのまにか声に出していた