気まぐれダーリン。
あまあまなとーる



「れん!ケーキ食べに行こう!」



そんなとーるの気まぐれ発言であたしたちは今、ケーキバイキングに来ている。



「とーる、ほんと甘いのスキだね。」


テーブルの上にはケーキのやま。

もちろんとーるが食べるのにとってきたやつ、


「うん、ダイスキ。でも、れんの方がもっとダイスキ。」


クリームを少しほっぺに付けながらにへらと笑うとーる。

甘いもん食べながらなんて甘い台詞をはくんだ、こいつは!


なんて、心ん中で思いながら顔がアツアツなあたし。


「れん、あーん。」


そういってショートケーキのいちごをフォークにさしてあたしにさしだすとーる、

うわうわ、どうしよう。

なんて考える前に勝手に口が開いていた。


「初あーんだね、」


もう、とーるにはほんと敵わないよ。

ドキドキさせられっぱなし。


そんなあまあまなとーるとの一日、






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