桜空あかねの裏事情

闇市とは
世間に公となった異能者の存在を
一般人に理解を深めてもらう為に行われていた闇祭が、元とされている。
闇祭では異能者達が個々に有する、自分達の能力を披露していたと記録に残っている。
しかしそれは好奇の目に晒す
謂わば見世物でもあり
詳細な経緯は不明だが、時が経つにつれて、非公式の市場となり、次第に売買の場となり異能者売買が問題視されるようになったという。
御三家や協会から創られた体制により、異能者売買は処罰の対象となり取り締まられてはいるが、現在でもその被害は少なくない。

その上、売買の発端でもある闇市において今でも、密かに売買の場を設けている。

現在の闇市は
物品、遊興、情報の三つのエリアに別れて催されており、不定期に開催されている。
とは言え、例年通りなら半年後に行われているのだが、前回の開催から期間が空いていた所為か、今回は盛大に催されると噂まである。

千載一遇の機会を狙う者
大切な少女を取り返したい者
贖罪の為に賽を振る者
密かに糸を手繰る者

数々の思惑が蠢く中
ついに闇市が開催される。

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