○○彼氏。【完】

そう思ったと同時、今まで先輩に抱いていた感情は憧れではなく、恋愛感情だと気づいた。


さっきの言葉にひどくショックを受けたのが証拠だった。



─────「って感じで、俺最初から先輩のこと好きだったんだって気づいたんですよ」


俺は、目の前で頬杖ついて話を聞いている先輩に言った。


「ふーん。そうなんだ。そんなことよりさ・・・・・」


すると先輩は目を泳がせながら、


「その、いつまで先輩って呼ぶわけ・・・・・?」


と少し頬を赤らめながら言った。


「え?」


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