○○彼氏。【完】
社会人の俺。
恐らく、中学生か高校1年生くらいの女の子。
しかも泣いている。
こんな光景をみれば誰もが怪しむだろう。
事実、俺たちの周りを怪訝な顔をして通り過ぎる人達
。
「ぅッ・・・・・ふ、ど、どうし・・・・・」
「え、ちょっ」
やばい、これは非常にまずい。
声をあげて泣きかねない。
そんなことされたら俺は確実に変質者扱いだ。
とりあえず、人通りの少ない所に連れ出し、事情を聞いた。
すると、どうやら寝坊して受験会場に向かうための電車に乗り遅れてしまったようで。