扉の向こう


と思いきやつまづいただけだったらしい。
唯花は慌てて俺から離れた。

「あっごめん。窓からみえたから急いできたの。本当にごめん!」

ずっとそのままでもよかったのに。
と言う言葉は飲み込んで唯花の頭をポンポンとした。

「気にすんな。コンビニ行くからうしろ乗りな?」

俺がそう言うと唯花は固まってしまった。
変なこと言ったか?

「唯花二人乗りしたことない!だから、怖い。それに重いよ」
「大丈夫だから。乗ったら俺にしっかりつかまっとけよ?」
「うん‥」

しぶしぶ後ろにまたがった唯花は相当怖いのかぎゅっと俺に抱き着いてきた。

俺の理性もつのか?
< 27 / 40 >

この作品をシェア

pagetop