ヤンデレパーティー
調教師からしてみれば、クルキがやっていることは『銃をいじっている』としか思えない。ボールペンを分解して、また組み立てるような遊びにも見えた。
別段、室内を荒らした形跡はないのですぐに立ち去ろうとしたら先刻の言葉。
無視してもよかったが、その言葉の意味が気になり、聞く姿勢としては僅かに警戒残る立ちのまま調教師は言葉を返したのだった。
「だいたい、なぜ、爆殺が出てくるんですか。見るからにあなたは銃殺を好みそうなのに」
二丁も銃を持っていればそう思うと、続けられずとも察したか、クルキは薄く笑った。