ヤンデレパーティー
「……、あ」
全てが終わったと気づくのに時間がかかった。
何せ冬月がまだ足りないと落ちた包丁を踏みつけているのだから。秋月には終わったと思えど、冬月の怒りはまだ収まらないらしい。
このまま怒りを発散させてもいいが、右手を見て、秋月はやっと止めに入った。
怒るついでに周りを巻き込んでも良さそうな暴れる冬月に、殴られるかもしれないと覚悟しながら止めに入るが。
「兄さん、こいつ弱い。あれぐらいの痛みに耐えられないなんて、ほんと弱いよ。まだ痛め付けたいのに」
すんなりと止まった冬月が、秋月にすがり付いてくる。
甘える猫みたいだ、ごろごろと言いそうなほど秋月の懐に身を預けている。