ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜
「これはね、薔薇のお茶なんだ。香も味もすごくいいから、飲んでみて?」
そう言ってたっちゃんは私にお茶を入れてくれたけど、本音を言えばそれではなく、和也が持って来てくれたペットのお茶を飲みたかった。もちろんそんな失礼な事は出来ないんだけど。
仕方なくティーカップを持ち上げ、一口すすった。ま、このお茶に非があるわけでもなく、それなりに美味しかったけども。
「どう、美味しいでしょ?」
「はい」
さっきから、たっちゃんの言葉使いがお姉っぽい事に私は気付いた。和也と話してる時は、顔に似合わず男っぽかったのに。今の方が見掛けと合ってるわけだけど、掴みどころのない人だわ……
「彩花ちゃんって、想像してたより遥かに綺麗だわ……」
そう言ってたっちゃんは私にお茶を入れてくれたけど、本音を言えばそれではなく、和也が持って来てくれたペットのお茶を飲みたかった。もちろんそんな失礼な事は出来ないんだけど。
仕方なくティーカップを持ち上げ、一口すすった。ま、このお茶に非があるわけでもなく、それなりに美味しかったけども。
「どう、美味しいでしょ?」
「はい」
さっきから、たっちゃんの言葉使いがお姉っぽい事に私は気付いた。和也と話してる時は、顔に似合わず男っぽかったのに。今の方が見掛けと合ってるわけだけど、掴みどころのない人だわ……
「彩花ちゃんって、想像してたより遥かに綺麗だわ……」