ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜
 私はなすすべもなく、たっちゃんに運ばれた。


「ど、どこへ行くのよ?」


「ん、俺の部屋さ。楽しんでるところを、和也に見られたくはないだろ?」


「ふざけないで!」


 私はそう叫んで脚をバタつかせた。


「落とすと言ってんだろ!」


「う……」


「それと、今度大きな声を出したら、キスするからな?」


 私はにっちもさっちも行かなかった。

 でも、決して私は諦めたりしない。何としても貞操を守る。私の操は、愛する和也に捧げるんだから!


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