ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜
私は急遽ハサミを持ち替え、自分の腿の上に構えた。もしこの男が私に触ろうとしたら、手を振り下ろすまでよ。
「バカ、やめろって!」
そう言って男は手を伸ばして来た。私は目をつぶり、手を振り下ろした……
脚の痛みを覚悟したけど、あれ? 痛みがない。
痛みって、後から来るものなのかな?
おそるおそる目を開けたら、男が顔をしかめていた。なんで?
「痛え……」
え?
ハサミを見たら、刺さっていた。でも私の脚にではなく、男の手の平に。
ちょうど私の脚を庇うようにして、男の手の平にハサミが突き刺さっていた。
「た、たっちゃん!?」
「バカ、やめろって!」
そう言って男は手を伸ばして来た。私は目をつぶり、手を振り下ろした……
脚の痛みを覚悟したけど、あれ? 痛みがない。
痛みって、後から来るものなのかな?
おそるおそる目を開けたら、男が顔をしかめていた。なんで?
「痛え……」
え?
ハサミを見たら、刺さっていた。でも私の脚にではなく、男の手の平に。
ちょうど私の脚を庇うようにして、男の手の平にハサミが突き刺さっていた。
「た、たっちゃん!?」