密なカラダにくちづけて。
「えっ、あっいいです。大丈夫です。 そんなにかからないし。」

祐子は、恐縮そうに言う。

「いいから。 後から英介から取り立てるから。」

「そうですか?じゃあ…ありがとうございます。」

ぺこりと頭を下げて、遠慮がちにお金を受け取る祐子は、身支度を整え始めた。


「遅い時間まで、お邪魔してしまってスイマセン。」

玄関で祐子はまた頭を下げた。

「いいの、いいの、またおいで。」

啓介は上機嫌だ。

「はい。お邪魔しました。」

祐子がドアを開けて出て行くと啓介が

「さて、俺達も寝るか。」

背中を伸ばしながら言った。

「うん。英介君は?このまま、ソファーで寝かすの?」

「あぁ、うん。 どうせ起きないだろ。
動かすにも重いし。 布団かけてやって。」
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