密なカラダにくちづけて。
心臓がバクバク鳴り響く。


英介君はそれ以上 何も言わずに唇を離すと 元の位置に戻って アタシの掴んでいた手首を離すとまた目を閉じた。


早くここから離れなきゃ。


すぐに、立ち上がって寝室へと戻ると

「英介、やっぱり起きそうにないだろ?」

啓介がまだ起きていた。

「多分…。布団かけても無反応だったど。」 


まさか、キスした。なんて言えるわけもなくウソをつく。


「そっか。 あぁ、そうだ。 忘れない内に言っておくけど俺、また来週末に出張だから。」

軽々しく言ってのける啓介に

「そうなんだ…」

愛想程度の返事を返した。
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