密なカラダにくちづけて。
私は、何も答えずに頭の中で別の事…英介君の事を考えていた。


…土曜日に彼女だと言って連れて来た祐子に

お願い通りに動くアヤナ。

そう言えば、康宏とラブホから出て行く時にバッタリ会った女の人も 違う女の人だった。


英介君は何人、オンナがいるの?


って言うか…

祐子は、ホントに彼女なの?


わかんない。
わかんないけど…

そういうのを考え始めると

少しだけ、息が苦しくなる。

なにこれ?


私、英介君の罠にまんまとハマっていくの?


「はるかちゃん?」

康宏がアタシの体を軽く揺さぶる。
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