あの頃、テレフォンボックスで
その夜はほとんど眠れなかった。
眠れなかった、と自分では思っているけれど
夫が部屋に入ってきて
隣のベッドでいつ眠ったのかは知らない。
ベッドの中でまんじりと動かずにいて、
同じ問いかけと同じ答えを
自分の中で繰り返してたつもりだけど、
いつの間にか、眠っていたのだ。
・・・・こんなに辛くても、
ちゃんと寝てる。
少し気が楽になって
何も問いたださず、朝早く夫を送り出した。
ピアスの留め具は
キッチンの隅に置いたままだ。
「あなた・・・今度はいつ帰れるの?」
出かけに、いつもは聞かないことを言ったので
夫は少しとまどったように見えた。
「12月中には一度帰れる・・・と思う。
話もあるし。
ま、今度帰ってきたときに、詳しく話すから。」
私の心の端を引っ張ったまま
行ってしまった。
今日は、
よく晴れているのに
体が重くて動けない。
眠れなかった、と自分では思っているけれど
夫が部屋に入ってきて
隣のベッドでいつ眠ったのかは知らない。
ベッドの中でまんじりと動かずにいて、
同じ問いかけと同じ答えを
自分の中で繰り返してたつもりだけど、
いつの間にか、眠っていたのだ。
・・・・こんなに辛くても、
ちゃんと寝てる。
少し気が楽になって
何も問いたださず、朝早く夫を送り出した。
ピアスの留め具は
キッチンの隅に置いたままだ。
「あなた・・・今度はいつ帰れるの?」
出かけに、いつもは聞かないことを言ったので
夫は少しとまどったように見えた。
「12月中には一度帰れる・・・と思う。
話もあるし。
ま、今度帰ってきたときに、詳しく話すから。」
私の心の端を引っ張ったまま
行ってしまった。
今日は、
よく晴れているのに
体が重くて動けない。