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「綺麗にしてるねー」
「物がないだけだって」
部屋の隅にデスクトップ型のパソコンがこじんまりと置いてあった。
「ちょっと椅子動かすねー」
陣君がもとある椅子の隣に、椅子を置いてくれた。そして自分は元の椅子に座って、パソコンを立ち上げた。
「どうぞお座りくださーい」
「あ、うん」
私はちょっとどきどきしながら陣君の隣に座った。
太もも同士が触れ合う。
この至近距離に、どきどきして戸惑う。
「それじゃあ、始めよっか」
照れを隠すように、私は陣君を急かした。
「終わったぁっ!」
「良かったね」
う~んと背伸びする陣君。可愛い。
「みあっち、それじゃ、どこ行きたい?」
陣君はいつの間にか、みあっちと呼び始めた。みあちゃんはちょっと呼びにくかったらしい。
みゃ~ぅ……
「ん?」
「あ、エンジェ」
真っ白な猫が寝室の方から部屋に入ってきた。陣君がその猫を抱き上げた。
「どうも、みあっち、エンジェで~す」
みゃあ
「可愛~いっ」
「うん、俺の可愛い同居人の女の子。ここペットOKなの」
「目の色、変わってるね。凄い綺麗!」