time ~戻れない時間~

「春二…?ごめんね。気づいてあげられなくて…春二が辛い思いしてたのに気づけなかった…」
私は、彼の背中を優しく撫でた。

「春二、無理しなくていいんだよ。キャプテンだからって全部背負わなくていいんだよ。春二は一人じゃないんだよ?」
春二はどう思ったのか分からないけど何かがどれたのかもしれない。彼は、辛い泣き声ではなくすべてを出しきったようなそんな感じだった。

「春二には仲間がいるよ。支えてくれる仲間がいるよ。春二は気付かなかったのかもしれないけれど春二には支えてくれる人、いるんだよ。それが仲間なんだよ?だから、一人で背負わなくていいんだよ。誰も春二の悩み、無視しないよ?」

人には誰だって弱いところがあってそれを素直に出せなかったり、背負いこんでしまう人がいる。
人は一人では生きていけない。

だからお母さんからみんな産まれてきた。
お母さんとお父さんが強力して産まれてきた。

誰でもみな、人は人の力を借りているんだ。
そのことを忘れてはいけない。



< 37 / 48 >

この作品をシェア

pagetop