time ~戻れない時間~
「ちょっと落ち着いた?」私は春二の背中を擦りながら彼の顔を覗いた。

「うん、ありがとう。知代…俺、焦ってたんだよな…前のキャプテンはしっかりしててさー俺、追い付きたかった。でもそれが結局空回りしてたんだよな。俺、何でもかんでも一人でやろうとしてた。もっとマサのこと頼ればよかったんだよな?」
私は笑顔で春二に頷いた。

「楽になった。ありがとう。俺、知代にまでかっこつけてた。これからもっと相談とかしていいか?」

「そんなの愚問でーす!私はもっともっと頼ってほしいよ。何でも聞きたいし、力になってあげれるなら力になりたいよ」
そう言って手で彼の顔を包み込んだ。

彼はその私の手を掴んで立ち上がった。
「知代、好きだわやっぱ」
私は恥ずかしくなって黙りこむ。

「帰ろっか!!」彼の手は大きくてごつごつしてるけど、いっぱいいっぱい抱え込んでいた。

「私が支えてあげるから」私は彼に寄り添った。
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