純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
「おはようございます」
結局、まともに眠ることもできなかった私。
朝、洗面所の鏡を見て、目の下にできたクマに驚いて、慌ててコンシーラーをたっぷり乗せた。
あれから歩は何も言ってこない。
もしかしたら電話やメールが……という淡い期待も打ち砕かれた。
彼も、私を切れて良かったって思っていたりして。
そんな風に考えてしまって、自分がとことん惨めになった。
「お前、なんて顔してる。呑みすぎか?」
「いえ、違います」
早速、桐生さんに指摘されたけれど、何かを言う事すら億劫だ。