純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~

「おはようございます」


結局、まともに眠ることもできなかった私。

朝、洗面所の鏡を見て、目の下にできたクマに驚いて、慌ててコンシーラーをたっぷり乗せた。



あれから歩は何も言ってこない。

もしかしたら電話やメールが……という淡い期待も打ち砕かれた。


彼も、私を切れて良かったって思っていたりして。
そんな風に考えてしまって、自分がとことん惨めになった。



「お前、なんて顔してる。呑みすぎか?」

「いえ、違います」


早速、桐生さんに指摘されたけれど、何かを言う事すら億劫だ。




< 128 / 311 >

この作品をシェア

pagetop