純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
何処かで嫉妬している。幸せそうな二人に、激しい嫉妬の念を抱いている自分に気がついて。
これじゃいけない。
私の事とあの二人の幸せとは別物。一生に一度の思い出をプロデュースするのが、私の仕事だった。
コーヒーをお出ししながら、もう一度その席に着いた私は、もういつもの自分に戻っていた。
「またのお越しをお待ちしております」
45度の角度で頭を下げて、姿が見えなくなるまでお見送りする。
お二人は、手を絡めて、幸せそうに歩いて行った。
「桐生さん、すいませんでした」
「分かってるならいい」
そう言いながら、すぐに離れていく彼。