純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~

人気のなくなった教会で、私は掃除をしていた。
隣のレストランでは、披露宴の真っ最中だ。


それぞれの椅子に飾られた生花を片付けて、丁寧に掃除をする。汚れた床を丁寧に拭いて、教会全体を清めるように、隅々まで。


さっきまであんなに賑わっていたここも、式が終わった後は閑散としていて、何だか寂しい。



一通りの作業が済んで、私は一番最前列の椅子に腰掛けた。


頭を空っぽにしようとしても、なかなかできなくて。
さっきまで、幸せそうに誓いの言葉を宣誓していたお二人の事を思い出していた。


永遠に、愛を誓った二人。

今回のお二人は、少し若めの二人だったけれど、最初から結婚式への要望もはっきりしていて、しっかりとした二人だった。


私よりずっと若い二人が、手にした幸せ。
それなのに、私は……。




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