純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
参列者が退屈しそうなタイミングでさえ、すべてを知っているからこそ、くだらないスピーチは最小限だったし、食事だって立食式にして、好きなものをどうぞというカジュアルなものにした。
それは私たちプランナーからすれば、参列者に喜ばれる大成功な式と披露宴で、私もあんなふうに……って憧れたのを覚えている。
「えーっ、北川さん、すごく幸せそうじゃないですか」
「そんなことないわよ。
男はいいかもしれないわ。結婚したら御飯を作ってくれたり、掃除をしてくれたり……そんな家政婦を一人雇ったようなものだもの。おまけに、時々セックスつき。
でも、女はただ、束縛されるだけ。ひとりで仕事をしていた時の方が、ずっと身軽で、楽しかったわ」
意外だった。
とても幸せそうな彼女が、そんな言葉を口にするのを見て。