純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
「これって……」
「何?」
「いえ……」
思わず発した言葉を拾われてしまって、躊躇する。
「遠慮なく言ってみて? 妥協できないところもあるけど、改善できるならしたいの」
「はい。あの……このオーガンジーの花ですけど」
大きく開いたデコルテ部分に、たくさんの透明感あふれる花のモチーフ。フワフワとしたそれは、とても素敵だったけれど……。
「お若い方には、とてもいいんですけど、少し年齢が高い方には敬遠される気がするんです。
もしできるなら……一部を取り外し可能にして、こうして、片側だけ残せるようにするとか。そうしたら、躊躇なく着られる気がして。
いくつになっても、可愛らしいドレスにはきっと憧れます。でも、やっぱりブレーキをかけてしまう気持ちもわかるので」